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広報課2021.01.27

小川町下里だより 2021年2月号

OKUTAこめまめプロジェクト』の
パートナーである小川町下里地区。
その地元の「NPO法人生活工房つばさ・游」
理事長である高橋さんが毎月送って下さるお便りを、
ブログでもご紹介させて頂きます^^
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それでは、今月号をどうぞ!
(※下記、高橋さんの文面を転載しています)
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コロナの収束状況が未だ見えない状況です。当団体の関係者には有機農家も多く、それに紐付く飲食店がこのコロナ緊急事態宣言を受けてお客が来ず、大変な苦労を日々されている方が多くいらっしゃいます。コロナ禍で自宅に引き込まざる得なくなった方も多くいるのですが、お米の全体消費量は減っているとの事です。つまり、外食を控える人が増えたという事になるのでしょう。困った時はお互い様です。テイクアウトを活用して頂ければ嬉しいです。その時に出来るだけ、プラスチック類は使わないお店を選んでいきたいものです。

今月のトピックス
【情報】里山保全活動企画:木こり体験―力を合わせて木を伐ってみよう2/28
【レポート】霜里農場・金子美登さんと目指す私たちの未来(10)

今月の話題
【情報】小川里山食農スクールエディベリ拠点整備のボランティア募集 2/27
【情報】市民科学入門講座 第10回 2/1
【情報】面白い「節分って」?
【情報】地元のオーガニック店紹介 ギャラリーレストラン「エシカル」

 

今月のトピックス

【情報】里山保全活動企画:木こり体験―力を合わせて木を伐ってみよう 2/28
http://edivery.org/eventinfo/
時:2月28日(日)10:00~15:00
所:小川里山食農スクールエディベリ 小川町中爪280-3 地図↓
http://edivery.org/eventinfo/
内容;木こり・若山卓さんの指導のもと、大きな木をみんなで伐ります。みんなで力を合わせて切り倒した後のスカッとした爽快感とポケとあいた空が不思議な感覚なのです。この不思議な感覚はやってみないと分からない!!!根元の大きな部分は薪にし、薪割りに挑戦です。先端の細い部分は子どもたちがのこぎりでギコギコ切って焚き付け用にします。ご飯は、薪で焚き、カレーライスや親子丼も竃でみんなで作ります。(メニューは予定)
参加申込み:https://ws.formzu.net/dist/S35723626/
詳細:http://edivery.org/eventinfo/


<エディベリの森の様子>

 

【レポート】霜里農場・金子美登さんと目指す私たちの未来(10)
金子美登さんと友子さんは有機農業研究会で知り合い、昭和54年(1979年)3月に結婚しました。その結婚式には来賓として新郎側は有吉佐和子さん(1)、新婦側は市川房枝さん(2)、でした。凄いですね、当時の日本の女性を代表するお二人が相対して並んでいました。※(1)(2)は下記参照。
有吉佐和子さんは小説家で、昭和四十九年十月十四日から八カ月にわたって朝日新聞紙上で「複合汚染」を連載し、それを五十年四月から単行本化しています。「複合汚染その後」は昭和52年7月に単行本として出版されましたが、有吉さんはここへ、「複合汚染」の連載時には依頼したが登場してもらえなかった金子美登さんを登場させています。その対談相手として出てくるのが司馬遼太郎さんです。金子美登さんは司馬さんが私家本として出版した「土地と日本人」を読んで共鳴し、司馬さんと会わせてくれるのなら有吉さんの本に登場させていただくと約束したようです。「複合汚染」は、有吉さんが若者グループのリーダー(後に菅直人氏として頭角を現す)に迎えにこられて、市川房枝さんの選挙応援に奔走する場面から始まる。「参議院二院クラブ」を創設した八十一歳の市川房枝さんが、自分も若者たちに担がれて出馬し、そこへ青島幸男さんも参画した時の選挙です。この時代は、「人間ブルドーザー」と呼ばれ「今太閤」とも呼ばれた田中角栄元総理が日本中の土地を投機の対象とし、日本列島が公害にまみれるということが猛スピードで進行した時でした。高度成長は、日本人の良き特質であった自然と共に生きるという精神を忘れさせ、河川も、大地も、海面も、大気も汚し続け現代に環境破壊というつけを回したと私は考えます。
そんな中で、小説家の有吉さんが、農薬などの複合的な汚染をドキュメンタリーとして連載したのは、そこに未来に対する危機感を抱いたからではないでしょうか。「複合汚染」は危機を訴えるだけでなく、解決、すなわち「少数でもその危機に立ち向かおうとしている人々」も登場しています。金子さんは、有吉さんからの取材依頼に対して「まだ若いので取り上げないで下さい」と遠慮されたそうです。しかし後に「複合汚染その後」に登場するようにしたのは、現実があまりにも深刻であり過ぎたためでした。金子友子さんは、アナウンサーの仕事を持ちながら、市川さんの選挙を手伝い、金子さんの有機農業の取り組みを知り、そして自分も同志となって金子さんと共に霜里農場で生きることを決意したのです。結婚式は小川町下里一区集会所「小川町農村センター」にて会費制で料理は農場などで作られたお米や野菜が使われたそうです。2人の結婚の約束は有機農業の後継者をつくっていく事、だとお伺いしています。金子夫妻の約束がその後、どのような形になっていったのか次号でご紹介したいと思います。
※金子夫妻の結婚式の画像を火事現場から拾い出して保管してあったはずなのですが、見当たりません。見つかり次第掲載します。
(1)有吉佐和子:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E5%90%89%E4%BD%90%E5%92%8C%E5%AD%90
(2)市川房枝:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%82%E5%B7%9D%E6%88%BF%E6%9E%9D


<有吉佐和子著「複合汚染その後」>

 

 

今月の話題

【情報】小川里山食農スクールエディベリ拠点整備作業のボランティア募集
時:2月27日(土)10:00~17:00
所:里山食農スクールエディベリ 小川町中爪280-3 地図↓
http://edivery.org/eventinfo/
内容:里山食農スクールエディベリのビニールハウス撤去などの作業です。お昼ご飯は当方で用意します。
問合せ・申込み:https://ws.formzu.net/fgen/S35723626/


<エディベリの鶏小屋>

 

【情報】市民科学入門講座 第10回
「コロナ時代を生きる知恵-大江正章さん『有機農業のチカラ』から学ぶ」
日時:2月1日(月)19:00~20:00
場所:オンライン
講師:中田哲也氏(フードマイレージ資料室主宰)
参加費:無料
主催:NPO市民科学研究室
(詳細、申込み等↓)
https://www.shiminkagaku.org/csijwebinar_introduction/
補足:昨年12月に亡くなられてコモンズという有機農業関係の本を出版社を経営され、自らもジャーナリストとして活躍されていた大江正章さんのご遺稿『有機農業のチカラ』を中田さんが読み解きます。63歳という志途中でなくなった大江さんの意思を引き継ぎたいものです。自分なりに紹介させて頂き、食べものや農業のこれからについて意見交換できればと思っています

 

【情報】面白い「節分」?
小川町内の和紙屋さんで見つけた和紙に書かれた色紙です。面白かったので思わずポチャしてみました。


<節分の色紙>

 

【情報】地元のオーガニック店紹介 ギャラリーレストラン「エシカル」
小川駅のど真ん前にある建物の2Fにあります。店内はギャラリーにもなっており、様々なジャンルのプロの方の作品を見ることが出来ます。メニューの一部に小川町の有機野菜を使っています。店主の名前を冠した「コウちゃんカレー」が自慢です。
住所:小川町大塚1147-6(小川町駅正面)0493-72-4455
HP:https://ethical-ko.net/


<エシカルの外観>


<こうちゃんカレー>

 

発行日:2021年2月1日
制作:NPO生活工房つばさ・游・高橋さま

 

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