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広報課2021.05.01

小川町下里だより 2021年5月号

OKUTAこめまめプロジェクト』の
パートナーである小川町下里地区。
その地元の「NPO法人生活工房つばさ・游」
理事長である高橋さんが毎月送って下さるお便りを、
ブログでもご紹介させて頂きます^^
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それでは、今月号をどうぞ!
(※下記、高橋さんの文面を転載しています)
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コロナの緊急事態宣言が発令され、様々なところで影響が出ていますが皆さんの暮らしはお変わりないでしょうか。小川町では4月に入り、里山の木々が爽やかな若緑に変貌し、まさに「山笑う」の世界が広がっています。初夏の訪れの小川町から「下里だより」をお伝えします。

今月のトピックス
【情報】里山保全の先進地を見に行こう5/9
【レポート】里山保全&食農の拠点『エディベリ』が新たな出発を始めました
【レポート】霜里農場・金子美登さんと目指す私たちの未来(13)
有機農業で日本は自給出来るのか?

今月の話題
【情報】霜里農場・金子夫妻が「Lifetime Achievement Award」受賞4/26
【情報】小川町下里の槻川の入口風景
【情報】下里提携米を使ったお稲荷さん

 

今月のトピックス

【情報】里山保全の先進地を見に行こう5/9
昨年から始まった小川町中爪の里山保全「エディベリの森」プロジェクト。古来より日本では里の近くの山に人の手を入れて、そこから食(茸や落ち葉堆肥など)とエネルギー(薪や炭など)を入手してきました。里山から得られる落ち葉は農業の堆肥として活用され、米や野菜を作るという里と山の資源が循環して何千年と続く社会を作ってきました。現代の日本にあって、古の知恵を現代の科学の知恵を入れながらアレンジして活かしていく事がポイントになると考えます。
私たちの理想とする里山保全とはどんな姿なのか?そこで先進地である埼玉県神川町のクルミ小屋を見に行くことにしました。里山保全に関心のある方、奮ってご参加下さい。

※クルミ小屋は今年の正月1/3テレビ朝日放送の「ぽつんと一軒家」にて紹介されました。↓
https://news.tankanokoto.com/2021/01/potun-kurumi.html
時:5月9日(日)10:00 ななくさの郷集合 地図↓
https://www.bing.com/maps?q=%E3%81%AA%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%95%E3%81%AE%E9%83%B7&form=ANNTH1&refig=4e4e4ad24f924c4a8a413746f776ffea&sp=-1&pq=%E3%81%AA%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%95%E3%81%AE%E9%83%B7&sc=6-6&qs=n&sk=&cvid=4e4e4ad24f924c4a8a413746f776ffea
住所〒367-0312埼玉県児玉郡神川町大字上阿久原83-2
会費:無料
ガイド:林業家・若山卓氏
申込み:氏名・年齢・住所を明記して下記・高橋までお申し込み下さい。
(年齢・住所は保険の関係で必要です)
主催・問合せ:小川里山食農スクールエディベリ・高橋 y.takahashi@tubasa-u.com

 

【レポート】里山保全&食農の拠点『エディベリ』が新たな出発を始めました
2年前に始まった小川里山食農スクールエディベリですが、今年4/1より、新たなスタッフ、サポーター、ボランティアを迎えて新体制で始まりました。4/18には「土の学校」が始まり、親子で土から始まる暮らし方を学びました。これから、ここを拠点に里山と農を結ぶ暮らし方を提案していきますので乞うご期待。





<第1回土の学校の様子 里山で落ち葉掃き→レイズドベッド作り→レイズドベッド設置→土作り→ベッドに落ち葉敷き→レタス苗植え→草マルチ→終わりはこんな感じ>

 

【レポート】霜里農場・金子美登さんと目指す私たちの未来(13)
よく「有機農業では、全人口の食料を賄うことが出来ない」と言われますが、果たしてそうでしょうか?検証してみたいと思います。以下のデーターは1992年に発行された「いのちを守る農場から」に記載されています。農場では、田んぼと畑を合わせて2ヘクタールで消費者10軒の食料のほとんどを賄っています。つまり、1家族(5人)で、米、野菜、卵や小麦まで作って面積はだいたい20アール(0.2ヘクタール)です。そうすると国民1人当たり4アール(0.5ヘクタール)になります。日本の農地面積は456万ヘクタールですから有機農業で1億1400万人の自給が可能ということになります。80~90%の食料自給率を確保することは決して不可能ではないはずです。今の日本の食糧自給率は38%(カロリーベース)です。いざ何かあって外国から穀物が入ってこなくなった場合を考えると、怖いです。旬の野菜、平飼いの鶏、卵、草食動物の牛などを考えれば、季節を感じながら旬の野菜や肉や卵などを頂きながら暮らしていくのは人にとって最上の喜びではないでしょうか。次回はその喜びを感じる仕組みについてお伝えしたいと思います。

 

今月の話題

【情報】霜里農場・金子夫妻が「Lifetime Achievement Award」受賞しました
「世界をより良い場所にするために活動を重ねている人々やその活動」 を称える国際的な栄誉賞である”Lifetime Achievement Award” (生涯功労賞)の受賞者として選ばれ4/26にドイツとリモートで結んで表彰式がありました。”Lifetime Achievement Award” (生涯功労賞)とはワンワールドアワード(One World Award)は、世界をより良い場所にする人々とプロジェクトを称えるためにRapunzel Naturkost(ラプンツェル社)によって設立されました。この賞は、エコロジカル、社会的、経済的持続可能性における革新的な活動を促進し、公正な生活と環境保護を達成するための創造的で非常に効果的な解決策を表彰します。3年ごとに授与されるこの賞は、世界中から前向きで革新的な例を示す献身的な人々-未来を生きる価値のあるものにする人々を表彰することで、より多くの人へ住みやすい未来と平和なコミュニティ構築を促進するプロジェクトへの参加を奨励しています。世界中からファイナリストとして5組が選ばれ、当日金賞が発表されます。金賞とは別に生涯を通じて貢献してきた個人に生涯功労賞(Lifetime Achievement Award)が贈られます。
IFOAM-Organics International(国際有機農業運動連盟)は、OWAでラプンツェル社とパートナーとして提携しており、生涯功労賞の選考に参画しています。生涯功労賞は、長年にわたって有機農業の分野で特に重要で前向きな影響を与えてきた個人を称える非金銭的な栄誉賞です。
※IFOAM-Organics International(国際有機農業運動連盟)とOne World AwardのHP↓
https://www.translatetheweb.com/?from=en&to=ja&ref=SERP&dl=ja&rr=UC&a=https%3a%2f%2fwww.ifoam.bio%2four-work%2fhow%2fcampaigns-awards%2fone-world-award

受賞にあたっての金子美登氏からのコメント:
「有機農業という言葉が誕生して50年になります。私もその年から始めて50年になります。その記念すべき時に、国際有機農業運動連盟とラプンツェル社から栄えある賞を頂きまして感謝しています。アジアの中で有機農業が進んでいる日本で頂いたわけですが、日本だけでなくアジアの有機農業者や関係者に影響を与えると思います。有機農業者や関係者がやってきた事が間違いないばかりでなく、これからの農業の本流が有機農業だと証明されたという事でも嬉しく思っています。重ねて感謝申し上げるとともに世界の有機農業者や有機農業の発展がさらに広がるように祈念してメッセージとさせて頂きます。」


<4/26の表彰式の様子>

 

【情報】小川町下里の槻川の入口の柳町橋の風景
今年の春は雨が少ないので、これからの田んぼのシーズンが思いやられます。下里地区入口にある柳町橋から見た槻川の様子です。日本で川に水がとうとうと流れている様子を見ることは珍しいです。この橋から眺める川の様子はまるで湖のように水をたたえています。実は、この橋の少し向こうに堰があり、水を堰き止めているので豊富な水に見えるのです。この堰は自然堰(石を積み上げただけ)で大雨がくると壊れる仕組みになっています。この季節、周囲の綠が川面に映り込み、素敵な光景となっています。お近くにお寄りのせつは、橋の上で眺めて見て下さい。


<小川町下里の柳町橋上から眺めた槻川の様子>

 

【情報】下里提携米を使ったお稲荷さん
小川町の武蔵ワイナリーの店頭では様々なお店からなるマルシェ↓が開催されています。
https://musashiwinery.com/
その中の「hilltops」で出店されている高木奈緒巳さんが「下里有機提携米」を使ったお稲荷さんを出されています。有機玄米を使った甘さを抑えた噛みしめるほど、味わい深いものとなっています。もし、運良く出会ったら食べてみて下さい。


<高木さんの下里提携米を使ったお稲荷さん>

 

発行日:2021年5月1日
制作:NPO生活工房つばさ・游・高橋さま

 

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