若江 佳朗2019.11.04
社内SEに贈る、キッティングが楽になるバッチファイル~AdobeReader編~
企業内のPCをセッティングする時に必須でインストールするソフトがあると思います。
わざわざWEBサイトからダウンロードしている人やUSBからファイルを持ってくる人、バッチファイルを使うとだいぶ楽になりますよ。
今回はAdobeReader編です。
準備するもの
- ネットワーク越しにアクセスできるフォルダ(ファイルサーバーやNAS)
- Adobe Reader のオフラインインストール版ファイル
- 後述するバッチファイル
インストーラーの準備
ftp://ftp.adobe.com/pub/adobe/reader/win/
より必要なファイルをダウンロードします。
今回はDC版をインストールするので AcrobatDC/1902120049/のAcroRdrDC1902120049_ja_JP.exe をダウンロードします。
※2019/10/25 14:51:00 版です
バッチファイルの作成
下記をテキストファイルに書いて、拡張子を[.bat]にしましょう。
—ここから—
@echo off
echo.
echo =========================================
echo 「Adobe Acrobat Reader DC」のインストール
echo =========================================
echo.rem —– 環境変数の設定 —–
set PARAMETER=AcroRdrDC1902120049_ja_JP.exeecho Acrobat Reader DC をインストールしています
“%~dp0\%PARAMETER%” /sAll /rs /rps /msi EULA_ACCEPT=YES
erase /f “C:\Users\Public\Desktop\Acrobat Reader DC.lnk”echo 「Adobe Acrobat Reader DC」のインストールが完了しました。
exit
—ここまで—
このファイルとインストーラーをまとめてネットワークフォルダに配置しましょう。
実際にインストールしたいクライアントPCから作成したバッチファイルを管理者権限で実行します。
あとは勝手にインストールして余計な[McAfee Security Scan]などもインストールされずに済みます。
[set PARAMETER=]でわざわざファイル名を設定しているのは、更新ファイルがリリースされた場合にこの部分だけを書き換えればOKだからです。
また、デスクトップに配置されショートカットも削除する一文も記述しているので、最後に削除する手間も省けます。
これで余計な作業が減って、効率的になります。
是非お試しください!